どうして増える?レジオネラ症患者

皆さんはお風呂大好きですか?

私も大好きで、日帰り温泉や旅館・ホテルの大浴場をよく利用させていただくのですが、少し気になる調査結果がありました。

入浴施設などで感染するレジオネラ症の患者が、1999年以降年々増えているということです。

特に2017年は10年前の2.5倍以上の患者数となっており、明確な増加理由は不明なのですが、レジオネラ感染症の検査が簡単になったことや、抵抗力の弱い高齢者の増加により感染しやすい人が増えたことなどが理由に挙げられています。

 

レジオネラ属菌は自然界に存在するごくごく普通の菌ですが、ある一定温度の環境下では増えやすく、レジオネラ感染症を引き起こしやすくさせます。

健康な人もレジオネラ属菌が肺に侵入すると、重症化しなくても咳が続いたり、微熱が出たりするので、意外と温浴施設を利用した後に「何となく体調が悪いな」などと感じることがあったら、施設の衛生管理を疑った方がよいかもしれません。

 

レジオネラ感染症は重篤化することもあり、最悪の場合死に至ります。お風呂を利用する私たち一人一人が施設の衛生管理に関心を持ち、高品質の浴場を選ぶようにしたいものですね。