インフルエンザについて
Influenza

寒くなってくると心配になるのが「インフルエンザ」。
感染力が強く、しっかりとした対策を。

  • 高齢者福祉施設
  •  
  •  
  •  

インフルエンザとは?

寒くなってくると心配になるのが「インフルエンザ」。感染力が強く、しっかりとした対策が求められます。

まずは「インフルエンザ」のことを正しく理解しましょう。そもそもインフルエンザは「インフルエンザウイルス」によって引き起こされる感染症です。

かつてはA型やB型などと呼ばれるインフルエンザが、冬に流行することが多く(季節性インフルエンザ)、一度これらのウイルスに感染するとほとんどの場合、そのウイルスに対してある程度の抵抗力がつくため、多くの人に免疫があります。

しかし「新型インフルエンザ」と呼ばれる、今までとは違ったインフルエンザウイルスによる感染症が近年増加しています。新型であるゆえ、ほとんどの人が免疫を持っておらず、周囲の人も次々と「新型インフルエンザ」に感染してしまうという事態が生じています。

実は過去にもインフルエンザは世界で大流行(パンデミック)を引き起こしています。1918年のスペインインフルエンザ、1957年のアジアインフルエンザ、1968年の香港インフルエンザ、1977年のソ連インフルエンザなど、多くの死者を出す事態になりました。

これらのインフルエンザウイルスは、少しずつ変異をしながらその後も流行を繰り返していますが、2009年には新型インフルエンザが世界で広まってしまいました。このウイルスは豚経由とみられたことから「豚インフルエンザ」と呼ばれましたが、鳥インフルエンザウイルスや人インフルエンザウイルスの遺伝子も持っていることが確認され、現在では「新型インフルエンザ」と呼ばれるようになっています。今後も別の新たなインフルエンザウイルス感染症が流行する可能性があるのです。

インフルエンザの症状

インフルエンザに感染すると風邪によく似た症状を引き起こしますが、風邪に比べて急激に高熱が出たり、頭痛、関節痛、筋肉痛、のどの痛み、せき、鼻水などの症状が出てきます。またインフルエンザの場合は、局所的にではなく全身に強い倦怠感が現れるのも特徴であり、特に高齢者、乳幼児、妊娠中の方や、慢性の呼吸器疾患や心疾患、糖尿病などの疾患をお持ちの方などでは、重症化し、最悪死に至る場合もあります。

インフルエンザ予防接種を受けていても発症することがあり、また重い症状ではないにしても感染している可能性もありますので、インフルエンザが疑われる場合は、早めに医療機関を受診して、適切な治療を受けるようにすべきです。

インフルエンザにどうして感染するの?

インフルエンザウイルスは強い伝染力を持っており、インフルエンザに感染している人のせきやくしゃみ、会話時に空気中にまき散らされたインフルエンザウイルスが、鼻腔や気管などの粘膜に付着することで感染します。飛沫感染の他、手指に付着したインフルエンザが鼻や口の粘膜や傷口から体内に取り込まれてしまうことによる接触感染も多いのが特徴です。

なお、インフルエンザの潜伏期間は1~4日(平均2日)であり、発病前日から発病後3~7日間程度は感染力があると言われているため、感染が疑われる段階から完全に回復してもなお、周囲への感染予防が必要となる非常に厄介な感染症です。

インフルエンザの予防と対策

インフルエンザの予防接種を受けるというのも予防方法の一つですが、まず身の回りのことから気を付けることが重要です。

  • 人ごみはできるだけ避ける
  • 外出時にはマスクを着用する
  • こまめに「手洗い」「うがい」をする
  • 加湿をする(※)

    ※インフルエンザウイルスは湿度20%前後の環境が最も生存に適しているため、また乾燥しているためウイルスが空気中に長時間漂いやすくなることから、お部屋の加湿をするというのもインフルエンザ予防に効果的です。

またインフルエンザ感染が疑われる方は、感染を周囲の方に広げないためにも、以下のようなことに配慮しましょう。

  • マスクを正しく着用する
  • せきやくしゃみをするときは、口と鼻をマスクやティッシュなどで押さえる
  • 鼻水や痰のついたティッシュは放置せず、直ちに蓋付きのごみ箱に捨てる
  • 感染してしまった方を看病する家族の方などもこまめに手洗いやうがいを実施し、感染した方と使うタオルを別にするなど、インフルエンザウイルスを体内に取り込まないような工夫が重要です。

この他にも、不特定多数の人が触る可能性のある箇所(ドアノブや蛇口のハンドルなど)や、感染した人が使ったパソコンや電話・スマホなどを消毒・除菌しておきましょう。

私たちは飛沫感染のリスクを最小限に抑えることができ、安全性が高く、除菌・除ウイルス効果が持続する薬剤として「スパラックス10」「スパラックスG」をご提案いたします。