ゴールデンウィークが近くなり、なんとなくあちらこちらから旅行の話が飛び交うようになりました。長い間我慢していた分、思いっきり羽を伸ばしたいですね。
そんな中ですが、相変わらずあちこちの宿泊施設や温泉施設でレジオネラ属菌が発生して臨時休館になったという話をよく耳にします。
確かにレジオネラ属菌は自然界にいる菌ですし、ちょっとした油断で発生してしまうものですので、むしろ今まで一般の方にあまり知らせていないということの方が不自然だと思っているのですが、旅行に行かれる方もぜひ知識を持って、宿泊施設や温浴施設をご利用になることをお勧めいたします。
「今までレジオネラ属菌は出たことがない!」と言い切るのはかなり無理があることです。
むしろレジオネラ属菌を出ないためにどういう管理や清掃をしているのかを施設の方に尋ねてみて、「塩素濃度管理をしているので大丈夫!」としか答えられない施設は避けた方が無難だと思います。
普段から浴槽水の薬品濃度管理をするのは当たり前のことですが、定期的な水の入れ替えや高濃度塩素循環、循環器ろ材の交換などの別途の清掃作業が必要です。
ではしっかりとした知識を持って、楽しい温泉旅行をお楽しみください!