少しずつですが世の中が以前の経済活動を取り戻しつつあります。
久しぶりの休みはどこかでゆっくりしたい、みんなと食事を楽しみたい、などといった気持ちも芽生えてきたように感じます。
その一方で温浴施設でレジオネラ属菌の検出による営業停止処分などのニュースも見かけられるようになってきました。
これらニュースに共通していることは、定期的な浴槽水の水質検査でレジオネラ属菌が検出されたのではなく、肺炎などの症状を訴える患者さんが出てしまってから、保健所の調査によって基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されるということです。
(このような現場では定期的な清掃や消毒方法が不適切だった可能性が高いです。)
新型コロナウイルスにばかり目が行きがちですが、このような施設の衛生管理も担当者の方は必死に取り組んでいることと思いますが、施設や設備ごとの特性や薬剤の特徴などを正しく理解して、利用する全ての方が安心できる温浴施設の運営に努めていただきたいと思っています。